サラリーマン副業アイディア/リッチライフを提案する新シルバービジネス

後援会や激安セミナーでリッチライフを提案する新シルバービジネス

■ 定年・退職・リストラで第2の人生を迎えた中高年層の迷いと不安に対応!

これは、かつて、企業を対象にセミナー活動を展開してきたA社の話である。 社員教育セミナー・能力開発セミナー・管理者養成セミナーなどのいわゆる企業内セミ ナーは、よく見聞きしたり、受けたりしたことがあるだろう。

企業内セミナーを展開して きたA社も、バブル崩壊以前はうまく行っていた。が、バブルが弾けると、情勢は一変し どこもここもセミナーどころではなくなった。教育されるべき社員は減給され始め、餡力 開発の努力は、企業自体のサバイバルに向けられる。そして、養成されるべき管理者は、 解雇を要請されるようになる。パブル以前は「ウチが伸びたのも企業セミナーをやってい ただいたA社さんのお陰です!」なんて言っていた企業も、バプル以後は「セミナーの経 費が出ないんですよ」などと言って断わってくる始末。

手のひらを返すような企業の態度 にA社のO社長も腹を立てた。「当社のセミナーやめるなら、もう倒産しても知りませ んよ!」などと当たり散らしていたが、ある日、リストラを取り上けたテレビ番組を見て いて、ふと気が付いた。「企業にサービスする時代は終わった。次は、企業から捨てられ た人達を対象としよう」

そこで生まれたのが、今回のメインテーマである中高年層を対象としたフリーランス・ セミナーである。定年・退職・リストラで第二の人生を迎えた人々に、フリーでも十分やっ て行けるんだという独立自営の考えとその具体的戦賂を提供する新しいセミナーである。

画期的で実験的な意味合もあるが、A社のサバイバルも、この「新シルバー層」とでも 言うべき新たな層にかかっている…という確信はあったのだ。新シルバー層とは、まだま だ働けるシルバー層と、退職や解雇で文字どおりフリーになってしまった中年層(若いシ ルバー層)を含み、そう呼ぶことにする。

O社長は、その新シルバー層に向けて手探りで講演会やセミナーを開始した。手探りと は言え反響はまずまずだった。講演会は、地元の新聞に案内を出すなどで参加者を募集。 講演者は、バブル以前から独立開業の考えを主張してきた著名な学識や事業家など。

講演会の参加者の中から、セミナー参加者を募った。セミナーは、土日も休むことなく ほとんど毎日、盛況だった。セミナーと言うより、むしろ学校と言ったほうがふさわしい。 何故なら、参加者はフリー、つまり失職中であるから、自宅にいるよりセミナーに通った ほうが学ぺるし、役に立つ。また、今後の進路を明確にするためにも、セミナーに通う必 要を感じるというわけである。(言い換えれば、参加者は、セミナーに通わなけれぱ自分 の目標を見出すことができないと思っているのだ)

A社のフリーランス・セミナーは、1日わずか2500円である。しかし30日通えば 7万5千円になる。受講者は何故かやめる入がほとんどいない、参加希望者は増加する一 方だった。会場は、なんと地元の町から無料で借りた廃校だった。かつての小学校で、新 シルバー層の学校教育が始まった。O社長は、自分を積極的に支持しない社員をす べて解雇し、20代の若い女性をアルバイトで雇い始めた。彼女らは、新シルバー層の生 徒達に、娘のような存在として熱く歓迎されるようになった。

受講生達は、程なく互いに親密となり、連帯意識を持つようになり、自分達で企業体を 作ろうという動きが起こり始める。それらの企業構想は、リストラ時代に対応する企業・ リストラ時代に負けない企業・リストラした会社に対抗する企業…と掲げられた。

A社はチェーン化を始めた。学校のようなフリーランス・セミナー学校は、今各地で産 声を上げ始めている。リストラが産んだ新シルバー層が、混迷の日本経済を変革し、リー ドするようになる目は、もうすぐそこまで来ているのかもしれない。

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